指板製作

ギター製作において、指板(フィンガーボード)の加工は最も難しい作業の一つです。

含水率、密度、木目、色、サイズ、割れ、捻れ等、必要な条件を満たした材料の選定に始まり、最終的な指板アールとサイドポジションの位置を考慮した厚さ設定、フレット溝加工、アール加工を経てネック材に接着します。
特にフレット溝加工は寸分の誤差も許されない繊細な作業です。
今回は648mmスケール/22フレットの指板を数枚製作しました。
↓画像は右がマダガスカルローズウッド、左がブラジリアンローズウッドです。
画像のように分かりやすく木目や色味が違えば問題無いのですが、近い見た目の場合は削った時の香りで判別できます。
当工房では4種類の指板アールに対応しています。
184,240,305,400です。

スケールはデータと治具作製費はかかりますが、基本的にどんなサイズにも対応可能かと思います。


0コメント

  • 1000 / 1000